おたくぐさ

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門司に行ってきました。 (4)

前回

世界平和パゴダ[地図] --- 山の麓から見える東南アジア的仏塔。怪しげな新興宗教臭がする名前で訪問を躊躇しましたが,好奇心のほうが勝って行ってみました。第二次大戦のビルマの戦いで亡くなった兵隊さんを鎮魂する場で,ミャンマー仏教会公認の由緒正しいお寺のようです。懸念していたような怪しいところではありません。

外はこんな感じ。

世界平和パゴダ: 外観

履物を脱いで中に入ります。

世界平和パゴダ: 内部

ミャンマーには行ったことはないですが,お釈迦様のお姿はタイのお寺によく居るお釈迦様と似ています。奈良の大仏さんのようにふくよかではなく,ちょっと痩せてて口角上げたアルカイックスマイル。お釈迦様の絵物語が壁半周に掛けてあります。

世界平和パゴダ: お釈迦様
世界平和パゴダ: お釈迦様の絵物語

そこかしこにビルマ文字が書かれています。読めませんが,東南アジア界隈のインド起源(デーバナーガリ文字)の文字はすべてハングルと同じく,母音と子音の字素を組み立てるようになっており,字素を覚えたら音はわかるようになります。バングラデシュに行くときに覚えたベンガル文字もそうだったし,お寺にある梵字もそうですね。(母音と子音を組み立てる文字の仲間ではハングルは最後発です。インド起源の文字は紀元前から。)インド系文字といえば,やっぱり町田先生の本です。

ビルマ戦の戦没者の追悼。

世界平和パゴダ: ビルマ戦没者の追悼

高校生のときに中井貴一さん主演の『ビルマの竪琴』を見ました。私の年代の日本人の持ってるミャンマーのイメージって,この映画に拠る部分が大なのでは・・・

同じ時期,テレビでやってた昔の版の『ビルマの竪琴』の映画も見ました。映画で見たので,本では読んでいません。本当は子供に「YouTubeばかり見てないで本を読め。」とか言える立場ではないです。

なお,パゴダに竪琴(「サウンガウ」と呼ぶようです。)は置いていません。そもそも,あちらのお坊さんは歌舞音曲はアウトらしいです。

「ミャンマーの人々は『ビルマの竪琴』をどう観たか(後編)」

ASEANの国はたいがい仕事や私用で行っていて,あと行ってないのはカンボジアブルネイ,そしてミャンマーの三国なのですが,2021年のクーデター後の混迷でミャンマーには相当長く行けそうもありません。7~8年前ぐらい「伸びしろのデカいASEANの国」ということでミャンマーに進出していた日本企業は多かったと思うのですが,こうなってしまうと全部リセットでしょうか。平和な間に行っておけばよかったです。

ここからは門司とその対岸の下関の街が一望できます。訪れる人もそんなにいない様子で景色を独り占めできます。

世界平和パゴダ: 門司と下関の眺望

ここに行くのは,クルマやバイクがないとちょっと大変だと思います。乗り物で行くにしても道が少しわかりにくいです。関門橋の南側(門司港駅に近い側)から登り,関門橋の北側(門司港駅から遠い側)に降りる,一方通行規制となっています。駐車場は無料,バイクも門前に駐められます。

つづく