(前回)
佐世保バーガーで腹ごしらえをした後,針尾無線塔[地図]へ。規模がでかいのは波長の長い長波を送信していたからです。
20年前に廃墟見物にはまって見に行ったことがあるのですが,その当時はみかん山の中に塔が立ってるだけ。塔の中には入れない状態だったのですが,今は駐車場も見学コースも設けられ,ボランティアの方が説明をしてくださいます。
また塔だけではなく局舎跡も見学できます。
真珠湾攻撃のときに暗号の「ニイタカヤマノボレ」を送信した塔と聞いていたのですが,今は「そのような記録はない。」となっているようです。
上にWikipediaへのリンクを貼りましたが,この無線塔についてはこちらに出ている記事のほうが詳しくて面白いです。周波数30kHzだそうで,やはり長波を使用する電波時計の周波数40kHz(東日本),60kHz(西日本)に近い周波数です。造った当時は半導体技術なんかないので高速に回転する発電機で30kHzを機械的に生成していた・・・と。こういうマイコン,半導体登場以前の純機械的問題解決って好きです。もし戦争になって核爆弾で日本が電磁パルス攻撃された場合,こういう純機械的システムのほうが機能を維持できるんではないかと。
駐車場はついています。バイクは道端に駐めるようボランティアの方に案内されます。いずれも無料。
(つづく)