おたくぐさ

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浴室乾燥機のヒータ掃除を怠けると面倒くさいことになる。 (3)

前回

交換部品も入手し,いよいよ温度ヒューズの交換です。浴室乾燥機は数kgの重さがあります。取り外し時に下から支えてくれる助手を用意しましょう。

【お断り】 下記の記事は三菱電機の V-143BZL を前提として記述しています。他機種や他社製品でも通用する内容もあれば,そうでない内容もありますので,参考にされる場合は自己責任でお願いします。たとえ同じ型番でも設計が変更されている可能性もあります。なお,ブログ主は一切責任を負いません。

【注意】 以下は電気工事士の資格を持っていないと違法になる作業です。ブログ主は開業はしていませんが,第二種電気工事士の資格を保有しています。

ブレーカを落とす。

ブレーカを落として浴室乾燥機への給電を止め,本当に給電が止まっていることを検電器で確認しましょう。

落とすブレーカは1系統のみとは限りません。ブログ主の場合,下記の図のように,浴室乾燥機への給電(図中の赤い線)をON/OFFするブレーカに加え,玄関・トイレ・廊下への給電(図中の青い線)をON/OFFするブレーカを落とす必要がありました。あぶない・・・思い込みは事故のもとです。浴室乾燥機がトイレの換気を担っていても,トイレの換気扇のON/OFFスイッチは浴室乾燥機のブレーカからは給電されていなかったのです。換気扇を回す「エネルギ」ではなく,単に換気ON/OFFの「信号」を伝えるための配線なのだから,スイッチに浴室乾燥機から給電すればいいのに何とも微妙な設計です。

配線図

浴室乾燥機の取り外し

据付説明書に一通り目を通し,取り外しの工程を組み立てましょう。取り付けのための説明書ですが,これを見ておくと,取り外し工程のイメージが掴めると思います。

www.mitsubishielectric.co.jp

電力の配線,リモコンの線をすべて取り外します。

浴室乾燥機の取り外しの際には,「仮固定金具」を2箇所,取り外さなければなりません。困ったことに,据付説明書には「仮固定金具」が突然名前だけ現れ,説明が全くないのです。これは鈎状の「かえし」のついた金具で,浴室乾燥機を取り付けるときは取付穴の縁をスルーしますが,取り外すときは取付穴にひっかかり,浴室乾燥機が施工中に脱落しないようにするためのものです。下の写真の赤丸の2ヶ所にビスで固定されていました。

浴室乾燥機: 仮固定金具

これで取り外しの準備は完了です。換気用の配管については取り外す必要がありません。下の写真の赤丸の12ヶ所のネジを外し,天井裏から浴室乾燥機を押すと外れます。下で助手に受け取ってもらいましょう。

浴室乾燥機: 取り外しのときにはずすネジ

大変ですが,まだまだ大変な作業が続きます。

つづく