おたくぐさ

コンピュータ,クルマやバイク,電子技術等等,オタクなトピックの駄文を書き散らし,垂れ流します。本サイトはアフィリエイトを設定しています。

浴室乾燥機のヒータ掃除を怠けると面倒くさいことになる。 (2)

前回

運悪く浴室乾燥機の温度ヒューズが飛んでしまった場合,浴室乾燥機を天井から降ろして交換しないといけません。本当に温度ヒューズが飛んだのか,ブログ主の場合,以下のように原因を特定していきました。

【お断り】 下記の記事は三菱電機の V-143BZL を前提として記述しています。他機種や他社製品でも通用する内容もあれば,そうでない内容もありますので,参考にされる場合は自己責任でお願いします。たとえ同じ型番でも設計が変更されている可能性もあります。なお,ブログ主は一切責任を負いません。

【注意】 以下は電気工事士の資格を持っていないと違法になる作業です。ブログ主は開業はしていませんが,第二種電気工事士の資格を保有しています。

本体に電気は来ているか?

まずはブレーカを入れたまま,浴室の天井にあがって,浴室乾燥機の電源入力部の蓋を開けます(設置業者がちょっと施工不良をやっていて心線が接続部から少し見えてます)。写真右側のケーブルの黒線側に検電器をあてて電気がきているか確認します。電気がきているなら浴室乾燥機の故障です。電気がきていないならブレーカが落ちているか,配線が切れてるかです。さすがに配線が切れているというのは滅多にないでしょう。

浴室乾燥機: 電源入力

リモコンは大丈夫か?

本体に電気は来ているのにリモコンが真っ暗の場合,リモコンの故障も考えられます。

壁付けされているリモコンを外すと,赤・白・黒の三線がコネクタを介してリモコンの基板に伸びています。赤が+5V,黒がGND,白はおそらくコマンドの送信線です。テスタで赤と黒の間の電位差を測ります。コネクタに金属部が露出しているところがありますので,そこにテスタ棒をあてると電位差が測れます。それかメスのコネクタに細い金属線を差し込むか。電位差が0なら本体からリモコンへの給電されていないということであり,リモコンではなく本体が故障している可能性大です。

浴室乾燥機: リモコン

赤と黒の間に5Vの電位差があるのでしたら,本体は生きていて,リモコンが故障している可能性大です。その場合はリモコンを交換する必要があるかもしれません。

交換部品を入手する。

ブログ主の場合,ずっとヒータ部の掃除をしていない,ヒータ部に埃が堆積していた,長時間ヒータを使った・・・と,温度ヒューズを切らすようなことをした覚えがありました。ほぼ100%,温度ヒューズが切れていると判断して交換部品を入手することにしました。

三菱電機さんの浴室乾燥機のお客様相談窓口に相談すると修理の予約ができたりします。電気工事士の資格を持っていることと部品を自分で交換したいことを告げると,補修部品を扱っている三菱電機システムサービスさんの営業所の連絡先を教えてくれます。三菱電機システムサービスさんに電話をかけると,営業所に来れば部品を売ってくれるとのことでしたので自分で部品を交換することにしました。

浴室乾燥機: 交換部品

電流ヒューズと温度ヒューズをつないだ,交換部品のお値段は3762円。高い・・・けど,部品の保管費用も会社の経費もかかってますしね。同じ仕様の温度ヒューズを買ってきて,部品の温度ヒューズのみを自分で交換するということでしたら数百円でできると思いますが自己責任で。

本当に温度ヒューズが悪いのかわからない,調べてから交換部品を入手したいというのなら,本体を取り外して調べる必要があります。その方法は後述しますが,外した後,部品を入手して修理するまでの間,浴室乾燥機を外したあとの天井裏に浴室の湿気が回らないよう,穴をビニルシートで塞いだりする必要が生じます。

つづく