おたくぐさ

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RSタイチの電熱ウェア/グローブを誉めてみる。

RSタイチの電熱ウェア/グローブ(e-Heat)を今日誉めて,明日腐して,明後日直そうと思います。購入を検討している人は全部読んでから検討していただけると幸いです。

やっぱり欲しい電熱ウェア/グローブ

昨年11月に免許をとってバイクで通勤するようになりました。さすがに11月下旬には寒くなってきて,安くはないのですが,意を決して電熱ウェアと電熱グローブを買いました。モバイルバッテリはどうせへたるし,充電を忘れたりしそうなので,車両本体から給電する「車両バッテリ接続ケーブルセット」もあわせて買いました。

RSタイチの電熱ウェア/グローブ

豊富なサイズバリエーション

ジャケットもグローブもサイズのバリエーション多数でどれがぴったりなのか悩みます。

インナージャケットについては,身長172cm,腹囲83cmのブログ主はLサイズがちょうどよかったです。普通に下着のシャツ,ワイシャツを着て,その上にインナージャケットを着た場合の感想です。このインナージャケットは,バイク運転中の前傾姿勢(怒れるネコのポーズ)にあわせて型を作ってあるとのことで,普通の直立姿勢をしたときは肩あたりが突っ張った感じになります。

グローブについてはMサイズを購入。ちなみに,ブログ主は中指の先から手首までの長さが20cm,中指の長さは9cm,掌の幅は11cm。50超の男だけど,細長い女性的な手です。まあ,通販で買わずに店で合わせて買った方が確実でしょう。

インナージャケットの素晴らしい保温力

インナージャケットの裏地はフリース状になっており保温力は素晴らしいです。

気温が数℃に下がるまではヒータを入れる必要はありませんでした。それほど寒くない時期に着ていると,微妙な暖かさで背中がかゆくなってくるほどです。じゃあ,脱げるかというと,バイクには脱いだものを置いておける場所がない訳で,ヒータを切っても暑いときは,バイクで走って冷ますしかありません。そういう意味では暖かさの調整がしにくい着物で,気温が10℃を割るようになってはじめて着るべきものの気がします。

ヒータは背中側に入っています。気温が数℃以下の日に走っていると,インナージャケット単独ではさすがに胸側が寒いです。防風・防水にアウタージャケットを着れば,胸側の寒さは問題なかったです。上半身よりは,ガードの甘くなりがちな太ももや足首,足先の寒さのほうがよっぽど問題でした。

最初にヒータをつけるのはグローブ

グローブはさすがにヒータなしでの防寒は期待できません。最初にグローブのヒータに電源を入れ,さらに寒ければインナージャケットのヒータに電源を入れる感じです。

グローブのヒータは手の甲に入っています。手の甲が温まれば指先も温まりますので,ヒータを入れているときに指先が寒いと感じたことはありません。

【追記 2024.01.22】ヒータは手の甲だけでなく,指の側面にも入っていたようです。

ヒータは三段階,設定はちょっと難あり

ヒータの強さは強・中・弱の三段階で設定できます。それほど寒くない日ですと,強では手の甲を低温やけどしそうなぐらいの熱さになります。走って風があたることが前提でのヒータで,長い信号待ちですとやっぱり熱くなってきます。ヒータの設定はあくまで出力の設定であって,温度の設定ではありません。温度センサをつけて定温制御してくれたらよいのですが,コストが増したり,故障因子が増えるのでしょうね。

ヒータの設定は正直,ちょっとやりづらいところがあります。ヒータの強さは押しボタンで設定します。ボタンを押すたびに,強,中,弱とヒータの強さが変わります。設定が強だと赤LED,中だと橙LED,弱だと緑LEDで押しボタンの盤面に現示されます。

電熱ウェア/グローブの押しボタンスイッチ

ジャケットは押しボタンが裾についており,ヘルメットを被ってバイクにまたがっているとLED表示が見づらいです。ジェット型ヘルメットだとどうにか見えるのですが,フルフェイスのヘルメットだとチンガードが邪魔で見えません。もっとも,仮に袖口に押しボタンがあったとしても,グローブやアウタージャケットで覆われてしまうし,裾につけるしかないのかもしれません。

グローブは押しボタンが手の甲についています。熱さが過ぎるとか足りないとかで,温度設定を変更する場合は停車時になります。クラッチを握る左手の温度設定は,右足でリアブレーキをかけたうえで,右手の指でボタンを押せばよいでしょう。でも右手の温度設定をしようと思えば,クラッチを離して,左手の指でボタンを押さないといけません。ギアをニュートラルにしておかないとエンジンが止まってしまいます。ブログ主は右手の温度設定は,右足でリヤブレーキをかけ,ハンドルの右側のバーエンドでボタンを押して設定しています。

着心地と着け心地

ジャケットの着心地,グローブの着け心地,ともに問題ありません。

次回書きますが,ジャケットは背中のヒータへの配線にイラッとするところはあります。ただ,簡単な対策で問題はなくなります。

グローブはちょっと硬かったり厚かったりで,着けはじめの頃はレバーやスロットルの感覚がちょっと変わってしまいます。これもすぐに慣れて,問題ではなくなります。

他の電熱グローブはつけたことがないので比較はできません。中華製電熱グローブを使っている知人は電熱グローブをつけてると汗ばんで・・・と言っているのですが,この電熱グローブはそんなことはなく,きっと着け心地はよいほうなのでしょう。ちなみにブログ主は汗かきです。

衣料品としては素晴らしいけど・・・

RSタイチの電熱ウェア/グローブは衣料品としてはとても素晴らしいのですが,電装品としては看過し難い欠点(というか欠陥かも)があります。その話は次回に・・・。

つづく