ジクサー150(型式ED131)にエンジンガードをつけました。バイクが納車されたその日につけたリアキャリアと同じくEndurance製。塗装と溶接の美しさはさすが。Endurance直販の通販で買いましたが,今は楽天やAmazonでも買えるようです。
【お断り】下記の記事は型式ED131のジクサー150を前提として記述しています。同じジクサーでも型式が異なれば,せっかく製品を買っても取付ができないことがあり得ますのでよくご確認ください。メーカも型式間違いによる返品は受け付けないと言っています。なお,ブログ主は一切責任を負いません。
エンジンガードの取付け
取付けは説明書の通りです。
下の写真の左側,右側の構成部品がそれぞれエンジンガードの左舷側,右舷側となります。これらを製品付属の2本のキャップボルトで共締めして取り付けます。キャップボルトはバイクのフレームに元からある穴を通します。
まずエンジンをジャッキで下から支えます。エンジンに傷を入れないようジャッキとエンジンの間に木の板を挟みます。
写真で空圧インパクトレンチを当てている箇所のボルトを外します。14mmのレンチが必要です。一般的な工具しか持たない個人には,ここが一番大変なところ。このボルトは手動式レンチでは外せないほど硬く締められています。ブログ主の場合,手動式レンチでは全く歯が立たず,職場のコンプレッサと空圧インパクトレンチを借りて外しました。空圧インパクトレンチを使えば,何の苦もなくあっさりボルトを外せます。なお,外したボルトに使っていたナットは後で使います。
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写真の赤丸のついた2箇所の穴(ひとつはボルトを外した穴です)に左舷,右舷の構成部品を取り付けます。左舷,右舷の構成部品をキャップボルトでゆるめに共締めします。上下のキャップボルトを締めるのに,それぞれ8mm,6mmの六角レンチが必要です。
キャップボルトを締めた後,右の構成部品の中央の重なり部(写真の赤丸位置)を製品付属の六角穴つきボルトでゆるめに締めます。5mmの六角レンチが必要です。
構成部品の組付けを整え,すべてのボルトを増し締めすれば取付完了です。締め付けトルクが決められていますが,指定トルクに対応できるトルクレンチを持っていないので適当。過剰に締め過ぎないように注意でしょうか。
不満な点は,ジクサー150は六角ボルトを使っているのに,エンジンガードはそれをキャップボルトや六角穴つきボルトに変更している点です。必要な工具のバリエーションが増えてしまいます。トルクレンチを使う場合でも,六角ソケットはあっても,六角レンチソケットまで持っている人はそんなにいないのでは。
バイクを倒してみた。
土の地面の上にブルーシートを敷いて左舷を下にそっとバイクを倒してみました。さすがにブログのためにバイクを傷つける気はありません。エンジンはもちろん,シフトペダルも地面にはギリ接触しておりません。左舷ミラーはさすがに地面にあたります。こけたときはミラーが曲がりそうです。ただ,ミラー自体は基本可動部ですから,折れる,曲がる前に向きが変わってくれるかもしれません。
今度は右舷を下にそっとバイクを倒してみました。エンジンガードとステップで車体を支えている感じ。リアブレーキペダルは地面に接触していません。マフラーの端部が地面に接触しているように見えますが,どの程度の荷重がかかっているのかはわかりません。右舷ミラーはやはり地面にあたります。
今回は平坦一様な土の地面にそっと,きれいに倒しています。実際,そんなベストコンディションでこけることはないですし,エンジンガードは本体へのダメージを緩和してくれても,ゼロにしてくれるものではないでしょう。
ジクサーはやっぱり軽い。
ジクサー150,やっぱり軽いです。教習場では,下半身に力をこめてすくい上げるような感じで車体を起こしていましたが,女性並みの力のブログ主でも,平坦な路面だとリアグリップとハンドルを握って腕の力で起こすことができます。取り回しもよく,将来こけることはないかもしれません。バイクの免許を取って2ヶ月も経っていませんが,おかげさまで立ちゴケは一度もしていません。こけそうになるヒヤリハットはありましたが,車体の軽さに大いに助けられ,事なきを得ております。
エンジンガードは要らない買い物だったかもしれませんが,駐車中に悪戯で故意に倒される可能性もゼロではありません。自宅近くの青空月極駐車場に駐めていたバイクが倒されているのを見たこともあります。まあ,保険と思うことにします。
評価
1ヶ月ぐらい使っていますが,特に問題は感じていません。そもそも一度もこけてないので,こけたときどうだったという話ができません。取り付けたときにエンジンの排気管とエンジンガードが接触しているかいないかの箇所があり,排気熱が伝わってエンジンガードが熱くなったり,塗装が変質することを心配していましたが,そのようなことも起きていません。取付けに使うネジの変更以外は不満ありません。
【追記 2024.01.08】立ちゴケをして実運用状態での評価ができました。