今年最初の刈谷出張。
自動車部品メーカーさんとのお仕事は午後からなので午前は空いています。太っ腹の刈谷駅前観光案内所[地図]に電動アシスト自転車とヘルメットを無料で貸してもらって,アイシンコムセンターへ。
アイシンコムセンター[地図]はトヨタ系自動車部品メーカー,アイシングループの企業博物館です。刈谷駅から歩くと若干距離があります。刈谷の自動車部品メーカー銀座の中では,アイシンさんが一番,刈谷駅から遠い・・・。自転車なら5分ほどです。でも自転車で来る人なんかいないのか,自転車置き場がありません。受付で聞いたらコムセンターの入口の前に駐めてよいと・・・。但し,会社の構内は自転車を押さないといけません。
企業博物館は事前に予約が必要なケースが少なくないのですが,ここは予約不要で誰でも中を見られます。入場も無料。小学生が社会見学で来たりもするそうです。小学生には展示内容がちょっと難しくないかな。
ここには会社の人に連れてきてもらったり自分で行ったりで何度か来ています。展示も少しずつ入れ替えているようです。クルマのデザインが好きな人は長久手のトヨタ博物館に行った方がよいと思いますが,メカや技術のほうに興味がある人はここや,近所のデンソーギャラリーのほうが面白いのではないかと思います。
toyota-automobile-museum.jp www.denso.com
入口に自動車部品を組み込んだクルマのスケルトン。去年見たときよりシンプルになってるような。
AT車やハイブリッド車のトランスミッション。よくこんな複雑なもん,設計,製造するわ・・・と思うのですが,実際,全部わかるようになるまで5年かかるそうです。せっかく作ってきたものですが,EVになるとお役御免になるんですよね。
動画を撮ってみました。MT,CVTはわかるけど,ATはよくわかりません。動画中の解説用のメカはだいぶわかりやすくなっていますが,実機のはさっぱりわかりません。
クルマだけでなく,バイク用の部品(ブレーキ)も。
日本はEVに出遅れた・・・などとさかんに報道されますが,現場は割とEVシフトだったり。別に技術開発でサボってたわけではないです(と信じたい)。
ブログ主は向こう10年ぐらいは油を燃やすクルマとバイクを使うつもりです。マンションに充電設備はついているのですが,いつも誰かが充電していて好きなときに使えません。電池のランニングコストも含めたライフサイクル全体での費用がまだまだ読めないし,福岡の警固断層が動く大地震で停電したときの足の確保というのもあります。警固断層は if の話じゃなく,when の話だと言われています。
ただ,ここ十数年,レンタルではEVを積極的に借りて使い勝手を試したりしています。五島のような山がちな離島ではEVはとても便利ですね。離島は油が高いし,山がちで起伏やカーブが多いため頻繁に減速が入ります。減速のときに回生が入るので電池が減らないのです。
(つづく)