おたくぐさ

コンピュータ,クルマやバイク,電子技術等等,オタクなトピックの駄文を書き散らし,垂れ流します。本サイトはアフィリエイトを設定しています。

バイクで通ったらあかんところ《福岡県》

日本二輪車普及安全協会さんより。

www.jmpsa.or.jp

大阪に帰省したときに十三峠を通行できず,涙を呑んで来た道を戻りました。

zhainan.hatenablog.com

十三峠(大阪府奈良県境)

福岡市周辺だと,白バイ出没注意の海の中道志賀島を周回する金印海道,油山の展望台に向かう油山観光道路なんかが,二輪車は夜間通行禁止になっているのは知っていました。理由はもちろん,昔,珍走団が地元の住民の安眠を奪っていたからです。今どき珍走団なんかいるのかと思うところですが,福岡だと,いまだときどき居たりするのが・・・。

知らなかったのが百道浜周辺です。普段,クルマやバイクで当たり前に通っているところで,二輪車通行規制があるとは全く思ってもみませんでした。危ない・・・惰性で走って,うっかり切符を切られるところです。バイクは視野が狭くなりがちだし,急に止まるのが難しかったりで,覚えておかないとやっちゃいそうです。とりあえず福岡県下で,バイクで通ったらあかんところを地図にしておきました。

www.google.com

地図にしてみた感じ,福岡県警はそれほど不合理な規制はしていない印象ですし,これだけなら全部頭に入ります。

一番,自由があるのは総排気量125cc以下の普通自動二輪車(いわゆる原付二種)でしょうか。走っちゃダメなのはマリノアシティ福岡周辺のみです。

福岡で調達するドイツ飯

あまり美味しい食べ物がないイメージのドイツ。どこで何食べても美味しいイタリア,スペイン,ポルトガルみたいなことはないものの,ちゃんと探せばそれなりに美味しいものがあるのがドイツです。ゲルマンというか,プロテスタントというか,その界隈の国では頑張っているほうだと思います。

1年暮らしたこともあって,ときどきドイツの味を懐かしみたくなったりします。明治時代にドイツの技術者を招聘して醸造したという「カブトビール」を半田で買ってきたこともあり,ドイツ料理を調達することにしました。

www.city.handa.lg.jp zhainan.hatenablog.com

プレッツェル(Brezel)

ドイツ人のソウルフード,日本人にとってのおにぎりにあたる食べ物だと思っています。

de.wikipedia.org

駅の売店とかでよく売られていて,ドイツ人たちも旅の途中の小腹が空いたときなどに食べているようです。表面に岩塩がまぶしてあって,それを払い落として食べるのらしいのですが,ブログ主は塩辛いものが好きなのでそのまま食べています。

プレッツェルを昔から福岡で作り続けている老舗が『Sailer』さん[地図]。福岡ではかなり知られている名店です。創業者はオーストリア人ですので,現地(ドイツ文化圏)と違わぬお味です。いつ行ってもお客がいっぱい,夕方になるとほとんど売り切れになるので,昼下がりまでには行くべき店です。プレッツェル(Brezel)とジャガイモパン(Kartoffelbrot)をゲット。

sailer.jp

フライシュケーゼ(Fleischkäse)

ドイツ語で「Fleisch」は「肉」,「Käse」は「チーズ」なので,「肉チーズ? どこがチーズなんだ。」と思っていましたが,Wikipedia によればチーズは無関係のようです。

ja.wikipedia.org

フライシュケーゼはスーパーのレジの外でよく売られています。まるで日本のコンビニの揚げ物コーナーのような感じです。注文するとその場で15mm程度の厚さに切ってパンに挟んでくれます。ケチャップ(Ketchup)かけるかとか,マスタード(Senf)かけるかとか聞かれます。大して言葉もできないので,「bitte,bitte」(英語の「please, please」)と言ってました。お値段は2€ぐらい。どこで食べても美味しいです。

このフライシュケーゼを福岡で調達できるのが,『シュタットマインツ』さん[地図]です。テイクアウトメニューに挙がってなかったので心配しましたが,聞いてみたら買えました! 900円で2切れ(1切れ100g)だったかな。

www.zurstadtmainz.jp

ザワークラウト(Sauerkrout)

直訳しても,食べても「酸っぱいキャベツ」。ソーセージの横によくついてくるアレです。スーパーやカルディで瓶詰や缶詰が売られています。

自分で作ったりもできるようです。ビタミンCが豊富ですし,災害時用の非常食に作っておいてよいかも。クック船長はこれで乗組員の壊血病を予防したようです。日本海軍や南極観測船ザワークラウトではなくてモヤシですね。ソーセージにつけるのも理にかなってます。

gendai.media

上述のシュタットマインツさんではザワークラウトも買えます。瓶詰,缶詰のは酸味がきついことが多いのですが,ここのはとてもマイルドな味になっています。

カブトビールとドイツ飯

フライシュケーゼは軽く焦げ目がつくぐらいに,フライパンで両面を焼きます。

フライシュケーゼ

大正版カブトビールとドイツ飯。

大正版カブトビール・プレッツェル・フライシュケーゼ・ザワークラウト

明治版カブトビール。ちょっと甘口です。スリランカのライオンビールが好きな人は気に入るかもしれません。

明治版カブトビール

明治版,大正版,どちらも美味しいですが,明治版のほうが好きかな。個人の好みです。また買いたいけど,1本700円はちょっと高いです・・・。

RSタイチの電熱ウェア/グローブを直してみる。

前回

一昨日衣料品としては誉め,昨日電装品としては腐したRSタイチの電熱ウェア/グローブ。

zhainan.hatenablog.com zhainan.hatenablog.com

寒くて修理を待ってられませんし,保証もしてくれるのか怪しいもの。そんなに難しい装置ではないし,自分で修理することにしました。

【お断り】この記事に基づく修理は自己責任でお願いします。ブログ主は一切責任を負いません。モデルチェンジで製品や交換部品の仕様,設計,実装が変わる可能性にご注意ください。

【追記 2024.01.27】この記事で使った電熱グローブ用の防水コネクタは推奨できないものでした。また,電熱ウェアの外にダサくぶら下げているDC-DCコンバータは,電熱ウェアの中に収めても大丈夫なことがわかりました。詳しくは下記の記事で。

zhainan.hatenablog.com

電熱ウェアのケーブルの分岐部の修理

シースが破れて心線が少し見えています。2本ある線のうち,白いラインが入っている方がマイナスとなります。プラス/マイナスを逆接続すると,制御回路が一発で死ぬと思いますので要注意。

修理前のケーブル分岐部

プラスとマイナスの配線をぶった切って心線を剥き出し,電気工事用のスリーブでかしめます。

スリーブによる配線分岐部のかしめ

そのままにしておくと,接触するとショートして火事になりますので,配線とスリーブを自己融着テープで被覆して絶縁します。ちょっと見栄えは悪いですが,外から見えないところですし,シンプルで確実です。

配線分岐部の絶縁

電熱グローブのコネクタの修理

製品についていた防水コネクタをぶった切って,もっと小さな防水コネクタにつけかえます。こちらも2本ある線のうち,白いラインが入っている方がマイナスとなります。プラス/マイナスの逆接続に要注意なのも一緒。

コネクタの老舗,日本圧着端子さんの防水コネクタ,JWPF シリーズの2極を採用。ブリヂストン電動アシスト自転車,スズキのバイクなどで使われているのを見たことがあります。ブログ主も試作でときどきお世話になっています。ケーブルとコネクタの間にはシリコンゴムのパッキン(写真で薄青色の部分)が挟まるようになっており,応力はここで吸収されます。ですので,オリジナルのコネクタのようにケーブルの脆いシースが傷んで心線が剥き出しになることは起きません。

電熱グローブのコネクタの交換

この部品を強く推せるかというと,そうでもありません。電動グローブの電源ケーブルが太く,正直,ギリギリなのです。ケーブルはどうにかパッキンの穴に通せていて,コンタクトの金具はぎりぎりかしめられている感じ。コネクタには爪状のロックがあり,コネクタを外すときはロックを押さえないといけません。オリジナルのコネクタのように力はいりませんが,引っ張るだけでははずれません。

コネクタが短く小さくなった分,コネクタが袖の中に隠れてしまい,それを取り出すのが大変ということが頻繁に起きてしまいます。ブログ主は1mm厚の PET 板でストッパを作ってそれを防いでいます。食パンの袋を止めているアレ(「バッグクロージャ」と呼ぶそうです)でも代用できるかもしれません。

自作のケーブルストッパ

DC-DCコンバータの交換

車載バッテリ接続ケーブルのウェア側についていた,13.2Vを7.2Vに降圧するDC-DCコンバータ。あれほど小さく5Aほど流せる汎用のDC-DCコンバータは見つかりませんでした。仕方がないので,ちょっとでかくなりますが,こちらのDC-DCコンバータを購入。8~35Vの直流を3~24Vの直流に降圧できます。

背面にあるトリマを回して,出力電圧が7.2Vになるように調整します。最初,トリマを回しても電圧がほとんど下がらないので,「もしかして壊れてる?」と思ったのですが,ある点を超えると急に電圧が下がり始めました。もっとリニアに下がらんものか・・・。入力電圧がどう変わっても,トリマで設定した出力電圧を出力します。ですので,エンジン運転中は14V台,停止中は12~13V台とバイクのバッテリの電圧は変わりますが,それを心配する必要はありません。

【追記】トリマを回しても電圧がなかなか下がらない理由。このDC-DCコンバータは入力が8~35V,出力は3~24Vとワイドレンジで,入力電圧に依存せず,トリマで設定した出力電圧を出そうとするタイプです。降圧型で(入力電圧ー2V)以上の出力電圧は出せないので,最初電圧が下がらなかったのは,出力電圧設定が(入力電圧ー2V)以上だったのでしょう。

中華部品アルアルですが,ラベルの表示が正しくありません。入力側と出力側のマイナスが「B(黒色)」,入力側と出力側のプラスが「R(赤色)」とラベルに表示されているのですが,それじゃ入力と出力のプラスが区別できません。メーカのサイトでウラを取りましたが,正しくは入力側のプラスは「R(赤色)」,出力側のプラスは「Y(黄色)」です。

www.droking.com

バッテリ側のコネクタへの接続には,外形5.5mm,内径2.1mmのDCプラグが必要です。DCプラグとしてはもっとも一般的な寸法のものですが,おそらくオリジナルのジャックに嵌合する防水のプラグはないでしょう。やる気があるなら精度の出る光硬化型(SLA式)の3Dプリンタで作れそうですが,ブログ主はダルいのでやってません。気になるなら雨のときは養生テープでも巻いて防水すればよいかと。(これに限らず,バイクに養生テーブルを積んでおくと何かの時に便利です。)

脱線しますが,このコネクタ,クルマのシガーソケットのように,ちょっとした電源取り出しに使えそうです。逆にバッテリを充電するときにも使えます。カウルを開けなくていいので楽ちんです。もちろん取出電流も充電電流もヒューズの定格電流以下でなければなりません。

DC-DCコンバータとDCプラグ

防水ギボシ端子を使ってこれらを接続しています。

DC-DCコンバータを空冷できるよう単語帳のリングを使って電熱ウェアの外に吊っています。ケーブルがちぎれるリスクがあるので,ケーブルでぶら下げておくのはやめたほうがよいでしょう。電熱ウェアと電熱グローブをフルスロットルで使ってみましたが,DC-DCコンバータはほんのり暖かくなっている程度で,それほど熱は出していません。格好がよくないし,服の中に入れてしまって大丈夫か,遠からずテストして報告します。

DC-DCコンバータの固定

いろいろ改造できるのでは・・・

設計次第で DC-DC コンバータなんていらなくなるはずです。回路の定格入力電圧をバッテリ電圧超にして,電熱ウェアの制御マイコンで入力電圧を計測し,それにあわせてヒータのPWM制御のデューティ比を変更するだけです。それで車載のバッテリを使おうが,携帯のバッテリを使おうがどちらでも対応できます。

ヒータの抵抗値は温度で変わるはずなので,抵抗値を計測すれば温度がわかるはずです。精度次第ですが,この原理を使えば,追加で温度センサをつけなくとも,周囲の温度に左右されることなく,ヒータを設定温度にするように制御できそうです。

温度設定もボリュームとかで無段階にしたいですね。フルフェイスのヘルメットをつけていると,LEDで現示されるヒータの出力が確認できないので。

この電熱ウェア/グローブは電装系の物理的なつくりが微妙です。この分だと制御回路もいずれ物理的に壊れそうです。特に押しボタンがヤバそうです。そのときは自作で制御回路を作ってみようと思います。

まとめ

衣料品としては素晴らしいだけに実に惜しい製品です。でもユーザによる修理や改造の余地は多分に残されているので嫌いじゃないです。

  • 電熱ウェア,グローブとも衣料品としては素晴らしい品質。
  • ケーブルのシース(被覆)が脆すぎて,折れやねじれがあると心線が剥き出しに。(電気火災に用心!)
  • コネクタ類とケーブルの境界部が特に脆い。(自己融着テープで保護しておこう!)
  • 保証はきかなくなるけど自分で補修できる製品。

(おしまい)

RSタイチの電熱ウェア/グローブのイケてないところ

前回

衣料品としては素晴らしいRSタイチの電熱ウェア/グローブですが,電装品としてはまだまだ発展途上の商品に思えます。今日は,昨日誉めたこの製品のイケてないところを挙げていこうと思います。

zhainan.hatenablog.com

配線がちぎれてしまった!

冬でも快適にバイクに乗れると大いに満足していたのですが,ある日,電源を入れたのにいつまで経っても暖かくなりません。ハテと思って確認すると・・・

車両バッテリ接続ケーブルの断線

あ゛ー! バッテリと電熱ウェアをつなぐ車両バッテリ接続ケーブルの,電熱ウェア側のコネクタのケーブルがちぎれています。ごついコネクタですが,このコネクタは13.2Vのバッテリの電圧を7.2Vに降圧するDC-DCコンバータが一体化されています。電熱ウェアのバッテリの電圧が7.2Vですので,それに電圧をあわせているようです。

以下の写真のようにどうにか修理してみました。

車両バッテリ接続ケーブルの修理

が,10日も持たなかったです。やっぱり同じ場所でちぎれてしまい,とうとう修理できなくなってしまいました。DC-DCコンバータががっちりモールドされていて,こんな根元で配線がちぎれてしまうと,もはや打つ手がありません。

ケーブルのシースが脆すぎないか?

ほかの場所も確認すると,そこかしこでケーブルがちぎれかけているではありませんか。

グローブのコネクタ部,シースが破れて心線が剥き出しになっています。

グローブのコネクタ部の断線

ウェアの配線の分岐部も然り。

ウェアの配線分岐部の断線

剥き出しになったプラスとマイナスの心線がショートして電気火災にならないか,なんかとても心配です。ウェアの素材はポリエステルで,発火点は低くはないのですが,いったん火がつけば一気に燃える素材。裏地はフリース状になっていて空気との接触面積も広く,実によく燃えそうです。ブログ主の場合,プロテクタをつけているので,脱ぐ間もなく火だるまになりそうです。

www.l-m.co.jp

一応,バッテリ接続ケーブルにはヒューズが入っており,ショートすれば火が出る前にヒューズが飛ぶと思います。でもDC-DCコンバータや携帯用のバッテリに過電流保護が入っているかはわかりません。

とりあえずテープを巻いて対策したほうが・・・

断線が起きている/起きかけている部分は,いずれもコネクタ類とケーブルの境界部です。シース材が脆いうえにこれらのコネクタ類が硬すぎるのです。シース材とコネクタ類の硬さがちがいすぎるので,ケーブルに曲げやねじれが入ると,すべてこの境界部に応力がかかります。ケーブルが連続的にたわまず,境界部のところでケーブルが折れるようになり,それが断線につながっているようです。

そして使い方を気をつけていても,ここはどうしても曲がりやすい,ねじれやすい箇所なのです。以下の絵のようなシチュエーションですね。

ケーブルが折れる/ねじれる状況例

ブログ主の技術経験上,メカもエレキもソフトもこういう「不連続部」は欠陥が生じやすい場所です。破断したり,ノイズが出たり,バグが隠れたりですね。しかも長期の運用で顕在化する欠陥が入りやすい場所だったりします。

コネクタとケーブルの境界部にテープを巻き,曲げやねじれが入ってもケーブルが連続的なカーブを描けるようにすれば,断線を予防できるかもしれません。ビニルテープですと剥がれたときに糊でベタベタしますので,クルマのハーネスなどに使われている自己融着テープがお勧めです。

コネクタが硬すぎる!

コネクタの脱着が硬いところもイケてません。本体のバッテリと電熱ウェアの配線をつなぐコネクタ,電熱ウェアとグローブの配線をつなぐコネクタ,どれも硬すぎます。一般に防水コネクタは脱着が硬くなりがちなのですが,ここまでの防水をしなければいけないのでしょうか・・・。また,コネクタを外すときにケーブルを引っ張ったりすると,上記のような断線につながってしまいます。

背中の配線がゴワゴワする!

電熱ウェアのヒータは背中にあり,電熱グローブへの配線は袖を通っていきます。このあたりの配線を整えておかないと,背中が配線でゴワゴワして着心地が悪くなってしまうところもイケてません。

ブログ主はスパイラルチューブとマジックテープバンドを使って配線を整理しました。いずれも100均で売っています。

電熱ウェアの背中の配線の整理

配線ケーブルがニーグリップの邪魔!

車両バッテリ接続ケーブルもちょっとイケてないところがあって一工夫が必要です。

車両バッテリと電熱ウェアをつなぐ車両バッテリ接続ケーブルは,サドルの隙間から外側に出してきて電熱ウェアに接続します。カールケーブルになっているところは好評価なのですが,使っていないときにケーブルをぶら下げておくのは邪魔だし危険です。また,ニーグリップのときにこのケーブルが,太ももとタンクの間に挟まってイラッとすることも。股の間にケーブルを置いておいても,リーンインで太ももがタンクから離れたときに落ちてしまったりします。

ブログ主はLANケーブルをデスクに止めておくケーブルクリップを使って,車両バッテリ接続ケーブルを固定しています。これでイライラは解消されます。

車両バッテリ接続ケーブルの固定

次回は,使えなくなってしまった配線やDC-DCコンバータをどうにかします。

つづく

RSタイチの電熱ウェア/グローブを誉めてみる。

RSタイチの電熱ウェア/グローブ(e-Heat)を今日誉めて,明日腐して,明後日直そうと思います。購入を検討している人は全部読んでから検討していただけると幸いです。

やっぱり欲しい電熱ウェア/グローブ

昨年11月に免許をとってバイクで通勤するようになりました。さすがに11月下旬には寒くなってきて,安くはないのですが,意を決して電熱ウェアと電熱グローブを買いました。モバイルバッテリはどうせへたるし,充電を忘れたりしそうなので,車両本体から給電する「車両バッテリ接続ケーブルセット」もあわせて買いました。

RSタイチの電熱ウェア/グローブ

豊富なサイズバリエーション

ジャケットもグローブもサイズのバリエーション多数でどれがぴったりなのか悩みます。

インナージャケットについては,身長172cm,腹囲83cmのブログ主はLサイズがちょうどよかったです。普通に下着のシャツ,ワイシャツを着て,その上にインナージャケットを着た場合の感想です。このインナージャケットは,バイク運転中の前傾姿勢(怒れるネコのポーズ)にあわせて型を作ってあるとのことで,普通の直立姿勢をしたときは肩あたりが突っ張った感じになります。

グローブについてはMサイズを購入。ちなみに,ブログ主は中指の先から手首までの長さが20cm,中指の長さは9cm,掌の幅は11cm。50超の男だけど,細長い女性的な手です。まあ,通販で買わずに店で合わせて買った方が確実でしょう。

インナージャケットの素晴らしい保温力

インナージャケットの裏地はフリース状になっており保温力は素晴らしいです。

気温が数℃に下がるまではヒータを入れる必要はありませんでした。それほど寒くない時期に着ていると,微妙な暖かさで背中がかゆくなってくるほどです。じゃあ,脱げるかというと,バイクには脱いだものを置いておける場所がない訳で,ヒータを切っても暑いときは,バイクで走って冷ますしかありません。そういう意味では暖かさの調整がしにくい着物で,気温が10℃を割るようになってはじめて着るべきものの気がします。

ヒータは背中側に入っています。気温が数℃以下の日に走っていると,インナージャケット単独ではさすがに胸側が寒いです。防風・防水にアウタージャケットを着れば,胸側の寒さは問題なかったです。上半身よりは,ガードの甘くなりがちな太ももや足首,足先の寒さのほうがよっぽど問題でした。

最初にヒータをつけるのはグローブ

グローブはさすがにヒータなしでの防寒は期待できません。最初にグローブのヒータに電源を入れ,さらに寒ければインナージャケットのヒータに電源を入れる感じです。

グローブのヒータは手の甲に入っています。手の甲が温まれば指先も温まりますので,ヒータを入れているときに指先が寒いと感じたことはありません。

【追記 2024.01.22】ヒータは手の甲だけでなく,指の側面にも入っていたようです。

ヒータは三段階,設定はちょっと難あり

ヒータの強さは強・中・弱の三段階で設定できます。それほど寒くない日ですと,強では手の甲を低温やけどしそうなぐらいの熱さになります。走って風があたることが前提でのヒータで,長い信号待ちですとやっぱり熱くなってきます。ヒータの設定はあくまで出力の設定であって,温度の設定ではありません。温度センサをつけて定温制御してくれたらよいのですが,コストが増したり,故障因子が増えるのでしょうね。

ヒータの設定は正直,ちょっとやりづらいところがあります。ヒータの強さは押しボタンで設定します。ボタンを押すたびに,強,中,弱とヒータの強さが変わります。設定が強だと赤LED,中だと橙LED,弱だと緑LEDで押しボタンの盤面に現示されます。

電熱ウェア/グローブの押しボタンスイッチ

ジャケットは押しボタンが裾についており,ヘルメットを被ってバイクにまたがっているとLED表示が見づらいです。ジェット型ヘルメットだとどうにか見えるのですが,フルフェイスのヘルメットだとチンガードが邪魔で見えません。もっとも,仮に袖口に押しボタンがあったとしても,グローブやアウタージャケットで覆われてしまうし,裾につけるしかないのかもしれません。

グローブは押しボタンが手の甲についています。熱さが過ぎるとか足りないとかで,温度設定を変更する場合は停車時になります。クラッチを握る左手の温度設定は,右足でリアブレーキをかけたうえで,右手の指でボタンを押せばよいでしょう。でも右手の温度設定をしようと思えば,クラッチを離して,左手の指でボタンを押さないといけません。ギアをニュートラルにしておかないとエンジンが止まってしまいます。ブログ主は右手の温度設定は,右足でリヤブレーキをかけ,ハンドルの右側のバーエンドでボタンを押して設定しています。

着心地と着け心地

ジャケットの着心地,グローブの着け心地,ともに問題ありません。

次回書きますが,ジャケットは背中のヒータへの配線にイラッとするところはあります。ただ,簡単な対策で問題はなくなります。

グローブはちょっと硬かったり厚かったりで,着けはじめの頃はレバーやスロットルの感覚がちょっと変わってしまいます。これもすぐに慣れて,問題ではなくなります。

他の電熱グローブはつけたことがないので比較はできません。中華製電熱グローブを使っている知人は電熱グローブをつけてると汗ばんで・・・と言っているのですが,この電熱グローブはそんなことはなく,きっと着け心地はよいほうなのでしょう。ちなみにブログ主は汗かきです。

衣料品としては素晴らしいけど・・・

RSタイチの電熱ウェア/グローブは衣料品としてはとても素晴らしいのですが,電装品としては看過し難い欠点(というか欠陥かも)があります。その話は次回に・・・。

つづく

半田ぶらぶら

前回

思ったよりアクセスがよくて,思ったよりは大きい街だった半田。名古屋から河和行きの急行に乗れば,中部国際空港に行くのと同じぐらいの時間で着きます。

ミツカンと半田運河

お寿司のお酢でお世話になるミツカンの創業の地で,本社所在地だったりします。誰でも知ってる有名企業ですが,非上場企業。運河沿いにあのマークの倉庫が並んでいます。

運河沿いのミツカンの倉庫群

ミツカンミュージアム地図]に行きたかったのですが,3月末までリニューアルのための休館中。見学コースによっては予約もいるようです。

www.mizkan.co.jp

中部国際空港からそんなに遠くないことがわかったので,年度開けに改めて行こうと思います。

酒の文化館

お酢がないからお酒でもと,愛知のお酒『国盛』の中埜酒造さんがやっている酒の文化館[地図]へ。実はミツカンの親戚企業,というか酒造のほうが祖業。敷島パンも親戚です。どの会社も非上場。ソニーも遠縁と言えば遠縁。

www.nakanoshuzou.jp

酒の文化館: 外観
酒の文化館: 内部
酒の文化館: 麹室

酒造の道具,酒器ほか,お酒にまつわるものが展示されています。全部載せているとキリがないので,直接,見に行かれた方がよいかと。

酒の文化館: 展示

本醸造吟醸大吟醸・・・とどこまで酒米を研ぐかの説明。

本醸造吟醸大吟醸

夏子の酒』で読んだけど,こうして実物を見せられ方がわかりやすいです。

1Fの受付には誰もいませんが,2Fには係の方が結構いらして説明をしてくれたりします。試飲もさせてくれます。試飲したら最後,出口は売店になっていて,気がついたら手にはお酒の入った袋を提げていたりします。

すぐ近くの小栗家住宅[地図]。個人宅なので中は見られません。

小栗家住宅

やはりすぐ近くにあった業葉神社[地図]の力石。

業葉神社の力石

「力石」は最近まで知りませんでした。下記のニュースで知った次第です。

www.fnn.jp

半田赤レンガ建物

半田赤レンガ建物[地図]。名鉄知多半田駅で降りるより,住吉町駅で降りた方が近いです。「北海道のサッポロ、東京のエビス、横浜のキリン、大阪のアサヒに対抗して」いた『カブトビール』の工場跡だそうです。

半田赤レンガ建物
カブトビールの広告塔

まだ飲んでいませんが,売店には復刻された明治期,大正期のカブトビールが売られています。

明治期(右),大正期(左)の復刻カブトビール

明治33年のパリ万博で金牌受賞とのこと。週末にでもソーセージ,ザワークラウトプレッツェルを買ってきて評価しようと思います。

中部国際空港に向かい帰福。

(おしまい)

名駅在来線ホームのきしめん

前回

土曜日。帰福の飛行機は14:50発なので午前の間は名古屋に居られます。

朝食に名駅きしめん

www.hotpepper.jp

プロジェクト仲間に聞くと,「名駅きしめんは普通のきしめんですよ。特別なものじゃないです。」という反応だったのですが,やっぱり自分の舌で確認したかったので,朝からかきあげきしめんを食べることにしました。上の記事によれば,新幹線ホームのきしめんは揚げたてのかきあげが載っているわけではなく,在来線ホームで揚げたものを運んでいる様子。だったら,わざわざ新幹線の入場券を買って食べに行く必要もなく,在来線ホームに食べにいったのでよさそうです。

1・2番ホームの『住よし』に食べに行きました。確かに,注文が入ってから店内でかきあげを揚げ始めています。つまりは揚げたてのかきあげが載ったきしめんをいただけます。お値段は630円。

tabelog.com

住よし: 名駅在来線1・2番ホーム

うっかり一味を入れすぎてしまいましたが,駅の立食いそば屋としてはやっぱり美味しいと思います。ときどき無性に食べたくなるような味かもしれません。

住よし: きしめん

半田へ移動。JR武豊線だと時間がかかるようなので,金山まで行って名鉄に乗り換え。最初(名古屋)から名鉄に乗ったほうが安いのですが,それだときしめんは食べられなかったし。まあ,入場券を買ったとでも思うことにします。

つづく